子ども食堂

ご挨拶


事業所名・・・NPO法人 ウェルクラム
代表者名・・・井貝 陽重

代表者のあいさつ・・・
地域で食事を提供する活動は、昭和後期より既に存在しており、1980年代には核家族化が進みました。介護は家庭だけではなく社会全体で担うものとの考えが、2000年より世間に浸透し、独居老人等々に配食を提供するボランティア活動、ならびに事業者が日本全国で増え始めました。
「子ども食堂」は民間だけでの取り組みだけではなく、本来は行政責任で解決すべき課題だと思います。
 ボランティアでの「子ども食堂」の開催頻度は、通常月に数回~週に数度程度であり、これによって子どもの貧困の解決に繋がるのかは疑問です、我々の取り組みで、300万人いる相対的貧困である子ども達の何パーセントが、そこに繋がることが出来るのかという思いは残りますが、それでも見過ごせない社会問題の一つだと考えております。
 「子ども食堂」が必要となる背景には、ひとり親や親の貧困進度の深まりがあります。更に介護問題や労働問題等の複数の問題が重なり、親自身が様々な問題に対処できず、最後には育児放棄に繋がって行くと考えられます。そのような背景で、満足に食事のできない子どもや孤立感の中で食事をする子どもが増え、「子ども食堂」の必要性が生まれました。

 このような社会問題を解決しない限り、根本的な解決には至らないと感じております。多くの人々に協力をして頂きながら行政への働き掛けを行い、子ども達の生活のため、そして“笑顔いっぱいの社会、心の安らぎを感じる社会”への変化の原動力となるべく、NPO法人ウエルカムを創立致しました。